クリニックで、わきが治療を受けようと思ったら、必ず知っておきたいのは、
わきが治療の方法はいくつもある
ということ。
治療によって、料金や方法、傷跡のリスクなどは全く異なってきます。
どの治療が良いのかは、もちろんクリニックの先生と相談すべきことですが、一方で、自分でも知識が無いと、話を聞いても判断でき無いですよね。
そこで、この記事では、クリニックでわきが治療を受ける時に、知っておきたい知識として、わきが治療によって異なる、料金・方法・効果などをまとめてみました。
わきが治療は、わきがの程度によって選択します
これから、色々なわきが治療について紹介をします。
基本は、
わきがの程度によって、適する治療法が異る
ということ。
軽度のわきがなら、傷跡などのリスクが少なくて低価格の治療法を選べますが、重度のわきがであれば、体への負荷が高い治療方法を選ぶ必要が出てきます。
まずは、治療法とそれぞれの特徴に関して、簡単にまとめてみます。
わきがの治療費について、詳しく知りたい人はこちら
わきがの程度が最も軽い場合は、制汗剤を処方
軽いわきがの場合は、制汗剤の処方がされます。
「パースピレックス」という制汗剤が多いようですね。
制汗剤なので、汗を抑えることで、わきがのにおいを抑えることになります。
市販の制汗剤とは異なり、汗腺にフタをする力がとても強いです。
最初は、毎日塗る必要があるのですが、しばらく経つと、数日おきに塗るだけで、わきがのにおいを抑えることができます。
価格は、ひと月あたり、数千円です。
(クリニックによって異なります。)
ボトックス注射なら、軽度のわきがを数ヶ月抑えることが可能
注射によって、汗を止める方法です。
多汗症の人でも対応可能で、制汗剤よりもはるかに強力な制汗力があります。
一度注射をすれば、数ヶ月〜半年に一度は効果が持続します。
価格は、1万円台〜10万円前後と、クリニックによって大きな開きがありますね。
価格は、注射するボトックスの量によっても変わり、より多くのボトックスを注射すれば、その分効果の持続期間が長くなり、価格も上がることになります。
また、重度の場合は、保険適用のクリニックもあります。
事前に、問いあわせた方が良いですね。
軽度のわきがなら、ボトックス注射が効果的
ミラドライなどの超音波法は、傷が残らない最新の治療法
ミラドライなどの超音波法は、外科手術が必要ありません。
そのため、傷跡が残らないわきが治療法として、近年とても注目されています。
傷がほとんどつかない上に、入院の必要も無く、わきがの原因となるアポクリン汗腺を取り除く治療としては、最も簡単にできます。
ただし、重度のわきがの場合は、効果が出にくいケースがあるほか、新しい技術なので、再発の可能性を心配する声があるのも事実ですね。
費用は、30〜40万円で、効果を高めるために、2回の治療をするケースもあります。(2回目は割引になっているケースがほとんど。)
ミラドライなら、わきが治療が簡単にできます
皮下組織吸引法は、美容外科クリニックで行われている安価な手術
皮下組織吸引法は、多くの美容外科クリニックで行われています。
皮膚に穴を開けて、そこから汗腺を吸引する方法で、傷が最小限におさえられる点が最大のメリット。
また、ほかの手術に比べても、安価で出来るわきが手術ですね。
ただし、効果が薄いという声もあるのがネック。
価格は10〜20万円台がメインですね。
皮下組織吸引法は、美容外科クリニックで行われるわきが手術
皮下組織削除法は効果が高くて、傷も小さい
小さい穴を開けて、そこから汗腺を掻き出す方法です。
重度のわきがでも対応が可能。
効果が高く、傷も小さいのですが、執刀医の技量によって効果が大きく左右されます。
また、医師の技術レベルが低いと、黒ずみなどのリスクもあります。
料金は30万円台が中心で、20万円台に割り引いているところも多いです。
皮下組織削除法は執刀医によって効果とリスクが大きくことなる
剪除法は、保険適用が可能なわきが手術
剪除法は、わきがの根本治療に最適な手術です。
皮膚を切って、皮膚の下の汗腺類を根こそぎとってしまうので、効果は最も高いです。
ただし、ほかの手術に比べて、皮膚を広範囲に切るので傷跡が残りやすいのが最大のデメリット。
執刀医によって、傷跡が残るかどうかに差が出てしまいます。
またクリニックによっては、1週間ほどの入院や、運動禁止期間が長いこともネックですね。
剪除法は、保険が適用される唯一のわきが手術です。
料金は、
保険が効くクリニックであれば、3〜4万円のところが多いです。
また、
保険が効かないクリニックの場合、剪除法の価格は30万〜40万円台が多いです。
わきが治療を保険適用で受けるなら「剪除法」
子供のわきが治療について、クリニックの先生にインタビューしました
子供の「わきが治療」は、とてもナーバスな問題ですね。
臭いが原因でいじめが始まった・・・という話があるくらい、子供にとっての「わきが」はとても辛い問題です。
一方で、小さい頃には、麻酔の関係で手術が出来なかったり、思春期に手術をしても再発のリスクが高くなるという問題もあります。
一方で、最近では、ミラドライなど傷のリスクが低い治療法が登場したことで、子供にも治療を行うクリニックも増えています。
東京都内のわきが治療に対応しているクリニック43件に電話取材で聞いたところ、そのうち36件(84%)が、子供への治療に対応しているそうです。
とは言え・・・やはり親としては、治療のリスクはきになるところですね。
そこで、子供のわきが治療に関するお話を伺うため、
聖心美容外科クリニックの先生にインタビューしてきました。
子供のことで悩んでいるお母さんは、是非読んでくださいね。
こどものわき治療について 専門の先生に伺いました
わきが治療のクリニックを選ぶときに知っておきたいこと
わきが治療をする時に、最も大切なことは「クリニック選び」です。
クリニックの先生からは、
・治療の選択での適切なアドバイス
・効果の高い治療
・体への負担や傷跡が少しでも残らない治療
を期待したいですよね。
ただ、この3点については、
クリニックや医師によって大きく差が出る部分です。
では、どんな風に、わきが治療のクリニックを選んだら良いのでしょうか?
次の記事では、わきが治療でクリニックを選ぶ時の大切なポイントをまとめてみました。
わきが治療のクリニック選びで、やっておきたい6つのこと
また、よくある、わきが手術での失敗例と、その防止のためのポイントをまとめてみました。
よかったら読んでみてください。
わきが手術の失敗例