足の臭いの原因とブーツ対策について
秋から冬にかけては、足の臭いが気になってくる季節ですね。特にブーツをはく女性にとっては神経質になってしまう季節じゃないでしょうか?男性でも、忘年会や接待、合コンなどがお座敷だったりすると・・・普段から足が臭う人だと、「ちょっと、どうしよう??」ってうろたえてしまうと思います。
秋から冬にかけては、足の臭いはしっかりとケアしましょう!
なぜ、足は臭くなるのか?
さて、足の臭いをケアする前に、「どうして足は臭くなるのか?」ってことについて触れておきたいと思います。
まず、なぜ足が臭くなるのか?っていうと・・・
足の表面についている細菌が繁殖するから
です。
別に、足そのものが臭いわけじゃないし、汗が臭いわけでもないんです。足は、臭くなっても洗えば臭わなくなりますよね。だから足そのものが臭いわけじゃない。
汗もその成分のほとんどは水で、わずかに食塩が含まれているだけ。ワキガの原因になるアポクリン腺からの汗はちょっと違うのですが、大概の人には、足にアポクリン腺はあまりないですからね。だから、汗そのものには、臭いは無い。
じゃあ、なぜ、細菌が繁殖すると足が臭うのか?って言うと・・・
細菌が繁殖する時に、皮脂や汗に含まれる栄養分などを分解して臭いが発生するから
です。
なぜ、特に足が臭いやすいのか?
でも、同じ体の中でも、特に足って臭いやすい印象があります。これ、どうしてなのか?というと・・・
まず第一に、足の裏は、人間の体の中でも特に汗をかきやすいところだからです。足は、1日で、コップ一杯分の汗をかくんです。汗腺の数もとても多くて、胸や背中と比べても、その5~10倍も汗腺があるんです。この汗を細菌が分解して、脂肪酸を作り出して、これが足の臭いの元になっているんです。
第二に、足の裏には垢がたくさんあって、細菌の栄養分になっているというのがあります。足の裏・・・特にかかとって、とても厚い角質層がありますよね。冬になるとひび割れたことがある人もいると思いますが、あの、分厚い角質層です。分厚い上に、足って蒸れやすいし、歩くたびに擦れますから、あの角質層って、かなりボロボロと削れるわけです。
このボロボロ削れた角質は、要するに垢と同じです。風呂に入らず垢をそのままにしておくと臭いますよね。それと同じで、細菌が、角質が削れてできた垢を栄養素にして繁殖し、どんどん分解していくんです。ここで、また臭いが発生します。
第三に、足は、「細菌が汗を分解する」「細菌が垢を分解する」のに最高の環境になっています。なぜなら、靴下や靴に覆われて、高温多湿の環境だから。もう、細菌が繁殖しやすい環境がバッチリ揃ってしまっているわけですね。
足の臭いを防止する方法について
では、足の臭いを防止するにはどうしたら良いのでしょうか?
方法を列挙すると、
1)足の汗を抑える
2)足のムレを防ぐ
3)足をしっかりと消臭・殺菌する
4)吸汗性・通気性の良いインソールを使う
5)靴の消臭を小まめにする
の5つに絞られるので、これを意識していきましょう。
まず基本となるのは、雑菌が繁殖する原因になる足の汗を抑えること。
そのためには、足に直接塗るクリームやスプレーが有効ですね。クリームはものによってはベタつくこともあるので、レビューなど見ながら、自分に会ったものを選ぶのが良いです。
足の制汗が出来たとしても、やはり多少は靴やブーツの中は蒸れます。
足がムレるのを防ぐのなら、何といっても吸汗性・通気性が良くて、デオドラント効果の高い靴下やストッキングをはくことが何より。こういったデオドラント商品は、普通の商品と比較すると明らかに防臭効果が違います。飲み会などでお座敷に上がる可能性がある日は、絶対に必要です。
それから普段から足をしっかりと洗って、消臭に気を配ること。消臭効果の高い石鹸、できれば殺菌効果をうたっているものを使用するのがベストですね。
靴やブーツについても気を配りましょう。
そもそも通気性・吸汗性の悪いインソールを使ったブーツや靴を履いていたら、内部は蒸れます。足の臭いを防止するなら、なるべく通気性・吸汗性の良いインソールを使ったものをはくのが良いですね。
最後に、履き終わった靴やブーツは、毎日手入れをしておくこと。
靴やブーツの消臭をするには、スプレーの使用がおすすめです。臭いは雑菌が原因なわけですが、雑菌は、足そのものだけではなくて、靴やブーツにもついて繁殖しています。それを、そのままにしておいたら、ブーツ自体、靴自体が臭ってしまうわけです。
消臭スプレーだけではなくて、小まめに陰干ししたり、乾燥材を靴に入れて除湿したりといった「湿気を取る」努力はしておきましょう。ちなみに、脱いだ後の靴の中で10円玉を入れておくと、銅の消臭効果で、ニオイが消えやすいようです。