年度変わりである4月は、環境や心境の変化が起こりやすい時期でもあります。
それに伴い「ストレス」を強く感じる方も多いのではないでしょうか?ストレスがたまれば加齢臭の増加にもつながります。
そこで今回はストレスと加齢臭の関係についてご紹介いたします。
監修:一般社団法人NS Labo(栄養サポート研究所)
代表理事 岡田明子
全国500名の栄養士、管理栄養士をサービスパートナーとして、健康事業のコンサルティング、セールスサポート、講演、研修、執筆などの健康事業の企業サポートとヘルスケア分野で活躍できる人材育成を行っている。
HP:http://ns-labo.jp/
ブログ:http://ameblo.jp/dietician-aki/
ストレスと加齢臭の関係
「5月病」という言葉があるように、精神的にも憂鬱になりやすいこの時期。
なんとなくやる気が出ない、なんとなく不安・・・など気持ちが落ち込み、ストレスが重なると加齢臭にも影響が出てきてしまいます。
加齢臭は、活性酸素が増えることが原因の1つですが、ストレスを感じると活性酸素も増えてしまうのです。
それに加え、春は、花粉や黄砂、スモッグなどの量が多い時期でもあり空気がとても汚れています。
この空気の汚れも活性酸素の増加の原因です。
空気の汚れがストレスに拍車をかけて、加齢臭の増加につながります。
しかし、この時期は気候もよく、新緑や植物の芽吹きを感じる季節でもあります。
外に出かけることによりストレス軽減にもなりますので、マスクをして出かける習慣をつけて、気持ちも前向きに活動していきましょう。
ストレス対策の食事とは
ストレス対策には食事の管理も役立ちます。意外かもしれませんがストレスを感じやすい方とそうでない方の違いの1つに「食べ物」が要因にあります。
ストレスは脳で感じますが、脳は栄養によってコントロールされています。
つまり「栄養を補う」ことでストレスに強い脳を持つことができるのです。
ストレスを感じると脳は大量のタンパク質、ビタミン、ミネラルを消費しますので、まず普段の食生活で魚や肉、野菜、海藻類、果物などバランスのよい食事を意識していきましょう。
ストレスを感じたらビタミンCを!
ストレスの抵抗力のもととなる副腎皮質ホルモンを作る上で、欠かせない栄養素がビタミンCです。
つまりストレスを受けるとビタミンCがどんどん消費されてしまいます。
ビタミンCの1日の摂取推奨量は100mgです。
<ビタミンCを多く含む食材>
- ブロッコリー1/4個・・・72mg
- ゴーヤ1本・・・76mg
- キウイフルーツ1個・・・62mg
- いちご1/4パック・・・56mg
- オレンジ1個・・・90mg
ビタミンCは果物や野菜に多く含まれていますが、とてもデリケートな栄養素なので、熱や水に弱く、加熱調理などで損失してしまいます。
生で食べられる果物でビタミンCを補うのがおすすめです。
またビタミンCは酸化を防ぐ役割もあるので、この時期の加齢臭対策にストレス対策と抗酸化のダブル効果が期待できます。
疲れたら甘いもの・・・はNG!
疲れたら甘いものが欲しくなったり、疲れてくるとチョコレートやお菓子などを食べることが習慣化している方も多いのですが、実はこれはNG!
血糖値の乱高下により、余計に疲れやすくなったり精神面が不安定にもなりかねません。
また甘いものは脂肪も多く含んでいるものが多く、加齢臭の原因にもなります。
疲れている時は、しっかりバランスのとれた食事を意識して、ゆったりお風呂に浸かり、しっかり睡眠をとることが大切です。
おすすめレシピ 〜 オレンジとトマトのスカッシュ 〜
今回はビタミンCがたっぷりとれるドリンクをご紹介いたします。
材料(1人分)
- オレンジ・・・1個
- トマト・・・1/2個
- 炭酸水・・・100cc
作り方
- トマトはヘタを取り一口大に切る。オレンジは厚い皮をむく。
- 1.をミキサーに入れ攪拌し炭酸水を加えかき混ぜたらグラスに注ぐ。
トマトのリコピンは抗酸化が高い食材です。オレンジのビタミンCと合わせてサッパリといただけるドリンクです。
朝食や間食にとり入れてストレス解消&加齢臭対策につなげていきましょう。