こんにちは。AIKOです。
私は、さくらの森さんの「ハーブガーデン」のシャンプーが大好きです。
それで、何と・・・さくらの森さんにインタビューしちゃいました!
答えて下さったのは、さくらフォレスト株式会社 マーケティングディレクターの阿部彩花さん。
ハーブガーデンが、体に優しいシャンプーだということがよくわかりました。
※以下、Q.は私の発言、A.は阿部さんの発言です。
ハーブガーデンは、安全で効果の高いシャンプーを開発したいという想いから生まれた
Q. どんなことをきっかけに、ハーブガーデンの開発が始まったのですか?
A. 野崎という女性スタッフが商品企画担当をしました。昔から天然系の化粧品やスキンケアに興味があり、自社でも開発したいと考えていました。そんな中、シャンプーの研究を長年行っている方のセミナーを受ける機会があり、シャンプー選びの大切さや、経皮毒(頭皮から体内へと吸収してしまうダメージ)について学んだのがきっかけです。
Q. 確かに、シャンプーを使わない女性タレントの話などテレビで見たことがあります。体に優しいことって、女性にとっては大切ですよね。ところで、経皮毒というのは何でしょうか。
A. 経皮毒とは、簡単に言うと、「毛穴から吸収される毒素」のことです。特に、石油系のシャンプーは毒性が強い上に、頭皮は毛穴が大きいので吸収しやすいという事情もあります。
Q. 石油系のシャンプーの何が問題なのでしょうか?
A. 石油系シャンプーの界面活性剤に問題があります。界面活性剤は、汚れを落とす洗浄成分のこです。シャンプーの裏面表示に「ラウリル硫酸」「ラウレス硫酸」という界面活性剤の名前があったら、あまり体には良くないですね。
Q. ハーブガーデンはどのような界面活性剤を使っているのですか?
A. ラウロイルメチルアラニンNaという植物由来の界面活性剤、ココイルグルタミン酸Na・ココアンホプロピオン酸Naというアミノ酸系の洗浄剤を使用しています。
Q. 経皮毒を考えると、石油系の界面活性剤がお勧めできないということですね。特に、妊娠・出産を控えていたら、シャンプーにも気を使っていかないとならないですよね。
A. そうなんです。子宮にも影響するという説もあるくらいですから、赤ちゃんへの害を考えると、シャンプーは大切です。でも、市販のシャンプーは質が悪いものが多いのが実情。そこで、本当に安全で、なおかつ効果性の高いシャンプーを自社開発することを決意しました。
開発中最も苦労したのが、「使用感」と「安全性」の両立でした
Q. 開発中、最も苦労したことは何ですか?
A. 数十種類の天然系シャンプーを試しましたが、納得できる【使用感】と【安全性】の商品がなかなかありませんでした。
Q. 使い心地の良さが良ければ安全性に問題があり、安全性に問題がなければ、使い心地が悪い・・・といった感じでしょうか。
A. そうなんです。でも、この二つの両立はとても難しいんですよ。安全性を考えて成分を選んでも、使用感を良くするには、微妙な配合バランスが大切で・・・。でも、ハーブガーデンはその2点を追求しました。そして、天然由来成分100%で、抜群の使用感を実現させることに成功したのです。
※ 左がシャンプー、右がトリートメント
ハーブティーの使用によって、防腐剤が必要なくなった
Q. シャンプーの製造に使用している水分が、精製水では無くてハーブティーなんですよね。これ、初めて伺った時、びっくりしました。
A. そうですね。確かに、他のシャンプーで、精製水じゃなくてハーブティーを使用しているものは見たことがないです。
Q. え~っ!?シャンプーにハーブティーって・・・なんて贅沢なの!?って感じですよね(笑)。あまり聞いたことのない方法だと思うのですが、御社独自の発想だったのですか?
A. シャンプーの大半を占める精製水にまでこだわりたい、というのは開発担当者のアイデアです。これには、南阿蘇にある「阿蘇ハーブファクトリー」の伊澤さんと出会いがとても大きいんです。民間薬草研究科である伊澤さんの監修のもと、頭皮と髪に良いハーブを7種類選定して頂きました。
Q. ハーブティーを使用することで、どんなメリットがあるのですか?
A. 一般的なシャンプーには、必ず防腐剤が含まれています。なぜ防腐剤が含まれるのかと言うと、シャンプーに水・・・つまり精製水が入っているからなんです。
Q. 確かに、「水」は腐ってしまいますよね。
A. はい。だから、通常、シャンプーには防腐剤が必要なんです。ところが、ハーブガーデンは、「水」は使わずに、ハーブティーを使用しています。だから、防腐剤が必要ないんです。
Q. なるほど。だから、体に優しいわけですね。
A. ハーブガーデンのシャンプーで、防腐剤の代わりの役割をしている成分は、サンショウ果実エキス、グレープフルーツ果実エキス、スイカズラ花エキス、ブルサチラコレアナエキス、銀です。いずれも天然由来のものなので、体に優しい成分です。
ハーブガーデンが頭皮の臭いを防ぐ理由
Q. ハーブガーデンで頭皮の臭いを防ぐことが可能になったポイントを教えて下さい。
A. 頭皮の臭いの原因は、皮脂と深く関係しています。分泌されている皮脂や老廃物が酸化して臭いの原因となってしまうため、しっかりとシャンプーで落としてあげなくてはいけません。
Q. 皮脂っていうと、頭皮や小鼻の横をさわると指についたりする脂のことですよね。皮脂はしっかりと落としたいって思います。
A. そうですよね。でも、皮脂を落としすぎてしまっても、その乾燥を補うために余計に皮脂を分泌されてしまいます。
Q. 皮脂が臭いの原因なのに、落とし過ぎると、余計に皮脂が分泌されるとなると・・・皮脂の落とし方が難しいですね。
A. はい。そのため、脱脂力の強い石油系界面活性剤や石鹸系のシャンプーはNG。臭い防止のためには、頭皮にもやさしく、必要な皮脂はきちんと残して、汚れをしっかり落とす理想的なシャンプーが必要です。
Q. それが「ハーブガーデン」ですね。
A. はい。さらに、強い香料でニオイを抑えても、刺激や副作用が強いため根本の解決にはなりません。
Q. あ~、体臭の強い人が香水を使うと、かえって酷い臭いになる・・・感じですか?
A. そうですね。そこで、ハーブガーデンの香りは天然精油で作っています。ニオイを抑えるためではなく、アロマ効果で根本からニオイの解消を行うために配合しています。社内のアロマセラピストが独自で調合しました。
Q. それはいいですね。
A. また、ニオイ対策に最適な天然由来成分(ローズマリーエキスやニンニクエキス、セイヨウカミツレエキスなど)も配合しています。特にニンニクエキスは、消臭・殺菌作用がとても強いんです。
Q. ニンニクエキスが消臭・・・って、ちょっと意外です(笑)。
A. そうかもしれませんね。ハーブガーデンが頭皮のニオイ対策におすすめ出来る理由は
- 余分な皮脂だけ落として潤いを保つ
- 天然精油配合
- ニオイ対策に最適な天然由来成分配合
といったところなんです。
頭皮のニオイは、何歳くらいから気をつけたら良いのでしょうか?
Q. ところで、頭皮の臭いは何歳くらいから気にした方が良いですか?
A. 一般的に、女性ホルモンの減少する30代後半から40代が、頭皮のニオイが気になり始める年齢です。その原因は、皮脂から分泌される「ノネナール」という物質です。
Q. あ、加齢臭の原因とされている「ノネナール」ですね!
A. はい。年齢を重ねると、ヘキサデセン酸という脂肪酸が皮脂の中に増えてきます。このヘキサデセン酸を常在菌が分解するときに発生するのが、ニオイの原因となる「ノネナール」です。
Q. ノネナールが発生しやすい部分・・・つまり加齢臭が発生しやすい部分はどこなのでしょうか。
A. 皮脂の分解にともなって発生するので、当然皮脂分泌が多い部分でニオイが気になり始めます。それは、主に顔と頭皮ですね。
Q. これ、意外ですよね。イメージとしては、汗をかきやすい体の方が臭いそうですが・・・。顔と頭皮の方が加齢臭が臭いやすいところなんですね。
A. はい。30代後半から40代のニオイケアのポイントは顔と頭皮。だから、ハーブガーデンで、頭皮のニオイ対策が必要なのです。
Q. 男性と女性では、頭皮の臭いの強さ、種類は違うのですか?
A. ニオイ発生のメカニズムは一緒ですが、男性のほうが一般的に皮脂分泌が多いため、ニオイは出やすいです。もちろん、男性ホルモンの量は男性の方が多いですから、それもニオイが出やすい要因の一つです。
Q. 他にも、臭いを強める要因はありますか?
A. あとは、加齢によってニオイは強くなる傾向にありますし、体質によってもニオイの強さは変わります。
Q. 「体質」というと・・・どんな体質の人がニオイやすいのでしょう?
A. ホルモンバランスが乱れていたり、代謝が悪かったりすると、臭いやすいですね。もちろん、体質的に、皮脂の分泌がさかんな人はニオイやすいです。
ニオイを防ぐシャンプーの方法を教えて下さい!
Q. シャンプーの洗い方、トリートメントの使い方で、臭いを防ぐ良い方法はありますか?
A. ハーブガーデンの成分はマイルドな洗浄成分なので、皮脂をきちんと落とすために、しっかりと時間をかけて洗うことが大切です。
Q. 急いで洗わない方が良いのですね。
A. はい。まず、シャンプーをする前にお湯で2~3分かけてじっくり汚れを洗い落とします。これで汚れの約70%は落とせます。
Q. お湯だけで、汚れの70%も落ちるんですか。
A. はい。シャンプー前にある程度の汚れを落とすことは、とても大切です。その後、シャンプーを使って、指の腹で2分ほど頭皮をマッサージするように洗います。
Q. この前、ある雑誌を見ていたら、シャンプーを長時間頭につけておくのは良くないから、すぐに洗い流すように書いてあったのですが・・・。
A. それは、シャンプーの成分が、体に良いものではないから・・・かもしれませんね。ハーブガーデンは、シャンプー自体に頭皮ケアの成分を多数配合しているので、浸透させるようにじっくり時間をかけて洗うことがおすすめなんですよ。
Q. 皮脂が多い場合は、洗い方を変えた方が良い場合もありますか?
A. 皮脂が多い人や、整髪料をつけている人は、2度洗いがベターですね。
Q. そうか。頭皮に優しい成分だから、じっくりと時間をかけて洗っても、2度洗いしても問題ないわけですね。その他に大切な事はありますか?
A. すすぎも大切ですよ。シャンプーした時間と同じくらいの時間をかけるつもりで洗い流します。
Q. コンディショナーの使い方で気をつけることはありますか?
A. コンディショナーは、全体にしっかり伸ばしたあと、最低でも3分、補修成分をしっかり浸透させたい場合は10分ほど置いて洗い流してください。天然由来成分100%なので、頭皮にもしっかりつけて、マッサージするのがおすすめです。
ハーブガーデンはマイルドだけど・・・男性にも効果はありますか?
Q. ハーブガーデンは、マイルドな成分を使用している分、効果が出るのに時間がかかる印象があります。私の場合は、使いはじめて1週間くらいで頭皮のサラサラ感が強くなってきたのですが・・・一般には、効果が出るまでどの程度かかると考えるのが良いでしょうか。
A. 個人差はありますが、使い始めて3週間~1ヶ月ほどで「抜け毛が減った」「髪が元気になってきた気がする」というお声を多くいただきます。
Q. 実は、夫もハーブガーデンを使います。男性でも効果があるように思いますが、脂っぽ過ぎる頭だと、適さないようなことはあるのでしょうか。
A. ハーブガーデンの成分はマイルドな洗浄成分なので、脱脂力は低いですが、二度洗いで補えますよ。問題ないと思います。
Q. でも、一般に、男性は刺激の強いスカッとするタイプのシャンプーを好みますよね。
A. 確かにそういった傾向はあると思います。でも、洗浄力が強い洗浄剤は頭皮へのダメージが懸念されるんですよ。皮脂が多い方でもマイルドな洗浄成分を使ったシャンプーのほうが、結果として髪と頭皮のために良いものと言えます。
Q. マイルドな洗浄成分の方が、結果として、頭皮の臭いは防げる・・・ということでしょうか?
A. その通りです。
ハーブガーデンは、一度に何プッシュ使うのが正しい?
Q. 一度に何プッシュがおすすめですか?うちの娘は一度に5プッシュもするので、「使い過ぎ!」ってよく叱っています(笑)。男性、女性、髪の毛の長さによっての、おすすめプッシュ回数を教えて下さい。
A. 髪の長さに合わせて、3プッシュ~5プッシュ。整髪料をつけている人や皮脂が多い人は二度洗いがおすすめです。
※写真は、シャンプーを5プッシュ出したもの。意外と量が少ない。
Q. 娘の5プッシュは多くなかったのですね(汗)。娘が言うには、ハーブガーデンのノズルから1プッシュで出るシャンプーの量は普通のものよりも少ない・・・だから、5プッシュ必要なんだって言うんですよ。
A. 確かに、1プッシュで出る量は少なくしてあります。娘さん、鋭いですね(笑)。
Q. なぜ、1プッシュあたり量を少なくしたんですか?
A. その方が使い過ぎを防げると思ったからです。使い過ぎると、その分、たくさん買わないとなりませんよね。
Q. え~?メーカーさんの立場からしたら、買ってもらった方が良いのでは???
A. 使う人の立場に立って考えれば、こうなりますよ(笑)。
取材を終えて
阿部さんにお話を伺っていると、シャンプーを使っている人に対しての、とても強いメッセージが伝わってきました。少しでも良いものを使ってほしい、少しでも安全なものを使ってほしいという、とても強い想いです。
確かに、今までもハーブガーデンはとても良いシャンプーだと思っていました。でも、阿部さんにインタビューをさせて頂いて、メーカーさんのとても温かい想いに触れて、益々ハーブガーデンと言うシャンプーが大好きになりました!
最後になりますが、さくらフォレスト株式会社 マーケティングディレクター 阿部彩花さん ありがとうございました。
AIKOとMANAOが実際に使ってみた体験レビューを、以下の記事でまとめています。
よかたら参考にしてみて下さいね。